Adobe Bridge のカーソル移動が遅くなったときの原因と対処方法

先週からネコの写真を整理していたんだけど、気が付くと Adobe Bridge のカーソルの移動がめちゃくちゃ遅くなっていたが、あれこれ試しているうちに解決できた。
忘れないために記録。

原因は、Adobe Bridge の「お気に入り」にNASのフォルダを登録したのが原因だった。
お気に入りからネットワーク上のフォルダを取り除くと解決。

EOS R6 でAFで動画撮影中にMFでピントを合わせる方法

いろいろ試していたら、AFの設定のままでMFする方法があったのでメモ。

まず、ボタンカスタマイズで「動画サーボAF一時停止」と「AF停止」を割り当てます。
私の場合は、「AF-ON」ボタンに「動画サーボAF一時停止」を割り当て、
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「M-Fn」ボタンに「AF停止」を割り当てました。
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これで動画撮影を開始します。
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マニュアルでフォーカスを合わせたくなったら、「AF-ON(動画サーボAF一時停止)」ボタンを押します。
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そして「M-Fn(AF停止)」ボタンを押しながら、フォーカスリングを回すとマニュアルフォーカスできます。
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これで「撮影中に AF/MF を切り替えられない」制限をある程度解決できます。


動画サーボAFを一時停止しなくても、AF停止ボタンを押している間はフォーカスを動かせるので、動物園などで手前の柵にピントが合ってしまい奥に行かないというときに、AF停止を押しながらフォーカスを奥に移動して離せば、柵をの奥にAFでピントを合わせられると思います。(試してないけどw)

EOS R6 の個人的な不満まとめ

EOS R6 を買ってから3週間くらい経ったので感想のまとめ。

全体的なこと

  • メニューボタンが左上 (右手で操作したい)
  • 十字キーが無い (メニューを直感的に操作できない)
    • ※EOS RP は十字キーがあり4方向すべてに機能を割り当て可能
  • ジョイスティックが硬い。しっかりグリップをつかむと遠くて親指がしっかり届かない
  • AF/MF を切り替えるためにメニューに入らないといけない
  • LOCKボタンがダメ。必要ないしカスタマイズもできない
  • RATEボタンがダメ。必要ないしカスタマイズもできない
  • 測光しないと露出補正の操作を受け付けてくれない
    • 露出補正をサブ電子ダイヤル1とコントロールリングに割り当てていたのだが、コントロールリングの割り当てを外したら測光せずに動作するようになった
  • FVモードが使いにくい。3つもダイヤルがあるのに生かせていない。カスタマイズが一切できない
    • Fvモードはサブ電子ダイヤル2で「絞り、シャッター速度、露出補正、ISO」を選んでメインダイヤルで値を変える動作になっている
    • PENTAXのTAvモードみたいなやつが欲しかった。メインダイヤルを絞り、サブ電子ダイヤル2をシャッター速度、サブ電子ダイヤル1を露出補正、カスタムボタンを押しながらメインダイヤルでISO感度、ゴミ箱ボタンでAUTOにリセットみたいな
  • 画面の明るさの自動調節機能がない
    • メニューに入らないと明るさを変更できない
    • 室内では明るさを3でちょうどいいが、外では全然見えないので上げる必要がある
    • 今はSETボタンに「明るさを一時的に上げる」を設定している
    • できればカスタムボタンを押しながらメインダイヤルをまわして明るさを変えるみたいなのもあるとよかったと思う
  • 電源スイッチの形状、左にあるのが使いづらい (右手で操作したい。今は常時ONですぐスリープする設定にしている)
  • 親指で操作するボタンが多く、人差し指で操作できるボタンが少ない
  • チルトが好き。バリアングルが嫌い
  • スマホ連携してGPSの位置情報をつける機能がまともに動かない
    • スマホがスリープに入っている状態でカメラを起動すると機能しないことが多い
    • ただしく動作する場合でも電源入れてから8秒くらいかかる
  • マイメニューが使いにくい
    • タブの移動ができない(タブの順序の入れ替えができない)
    • タブの各ページに「設定」という項目があり邪魔
    • 登録の操作が面倒 (たとえばRateやRecボタン、メニューの長押しなどでマイメニューへの登録ができるといい)
    • 元の設定は変更した項目に色が付くがマイメニューには色が付かない
  • Wi-Fi/Bluetooth接続のメニューの作りが別世界みたいになってる
  • クイック設定が一切カスタマイズできない
  • センターマーカーの表示ができない
  • ホットシューカバーが付属していない (オプションとしても用意されていない)

カメラ内RAW現像

  • 再生中の画像をRAW現像するのに手間がかかる
    • 最短でQ、前ダイヤル2クリック、SETの4ステップ必要で面倒
    • ショートカットキーの割り当てができない
    • JPEGでQを押すとカーソル位置がずれてしまう (次回RAW現像するときの操作が1ステップ増える)
  • UIの操作方法が他の画面と違っていて操作がしづらい
    • 他の画面と整合性を考えるとサブ電子ダイヤルは項目移動になると思うが、すべてのダイヤルが同じ機能になっている
  • 書き出しをすると、現像の画面が終了してしまう
    • パラメータ違いで複数書き出したくても、最初からやりなおしになる
  • RPのときにあった「クリエイティブアシスト」のようなお遊び機能がない

動画

  • 絞り優先、シャッター速度優先の露出ができない (自動とマニュアルのみ)
    • ※EOS R5 なら可能
  • 測光モードがない
  • 強い光源があると入るとすごくアンダーになる
  • 撮影中に水準器、グリッド、ヒストグラムを表示できない
  • 撮影中にAF/MFを切り替えられない (レンズにスイッチがあれば切り替えられる)
    • カスタムボタンに「動画サーボAF一時停止」「AF停止」を割り当て、動画サーボAFを一時停止状態にしてAF停止ボタンを押しながらフォーカスリングをまわすとマニュアルでフォーカスを操作できる
    • ただし「AFフレームボタン」に「AF停止」を割り当てた場合は、撮影中のMFができない (不具合?)
  • 撮影中にAF方式(追尾、スポット、ゾーンなど)を切り替えられない
  • 撮影中にホワイトバランスを切り替えられない
  • 撮影中にMFで拡大表示できない
  • 追尾AFはタッチした場所ではなく被写体を認識してしまい、細かい部分を指定しようとしても大きな枠が表示されてしまい意図した場所にピントが合わない
    • たとえばネコが画面奥向きに座っていて振り返っているとき、顔をタップすると顔にピントが合うが、すぐに体全体に枠が拡大してお尻にピントがあってしまう (1点AFにすればいいが、撮影を停止しないと切り替えられない)
  • ISO AUTO時、撮影中にISOの値が表示されない
    • AF停止ボタンをカスタムボタンに割り当てると、押している間、F値、シャッター速度、ISOを表示することができる
  • C1~C3 に動画モードの設定を登録できない
  • 4K60P 時のビットレートが高すぎる。もっと低いビットレートのモードが欲しい
  • 時々オートフォーカスが仕事をしなくなる (カメラを動かすと再び動き出す)
  • クロップすると画質が低下する
  • スチルではカスタムボタンに「AF方式ダイレクト選択」を割り当てられるのに動画では割り当てできない
  • 暗くなるとオートフォーカスが不安定になる
  • 手振れ補正が積極的にオフになる
    • 安定しすぎていると手振れ補正がオフになってブレはじめる
    • 畳の上に三脚たてて撮ると手振れ補正がオフになってしまい、たたみを歩いたときの僅かな揺れで画面がブレてしまう

写真

  • 再生画面でフォーカス枠を表示する設定のとき、常に枠が表示される (INFOでon/offしたい)
  • ノイズ低減をOFFにしても結構しっかりノイズ低減される (RAWと見比べるとディティールが失われている)

AF

  • 動物に対応したAFは便利だが、期待通りに動かない場合も多い
  • 被写体検出のモードでターゲットを指定すると、枠が拡大していき意図した場所にフォーカスが設定されない
  • タッチ&ドラッグAF、相対位置の挙動がおかしい (カーソルがワープする。思い通りに動かない)
  • AF方式の限定で「1点」を外すことができない (なぜ?)

MF

  • 拡大が半押しで解除されない
  • 拡大が2段階になっていて、拡大するのも解除するのも無駄に1クリック必要になる

レンズ

  • 安価なレンズにレンズフードが付属していない
  • 安価なレンズに防塵防滴がない
  • RF24-240mm とRF24-105mm f4-7.1 とでズームリングとピントリングの位置が逆になっていて混乱する
    • 基本は手前にズームリング、前方にフォーカス&コントロールリングが付いているけど、RF24-240mm だけ前方にズームリングがついている。これが操作しづらい
  • RF35mm のフォーカス駆動音がむっちゃうるさい。動画でのAFが遅い
  • RF24-240mm と RF24-105mm f4-7.1 もフォーカスの駆動音がカチカチ鳴る

HDMI出力時

  • 30分で切れる カメラ+外部モニタ にして「節電」「オートパワーオフ」を「しない」にすると、ディスプレイは自動的に消えてもHDMI出力は止まらなくなる

自分の使い方では困ってないけど、使い方によっては困りそうな点のメモ

  • 録画時間の制限 (熱の問題)
  • デュアルスロットだけどリレー記録はできない
    • 1枚目がいっぱいになったら録画停止。次に録画するときに2枚目に録画される
  • HDMI出力中の制限(HDMI+モニタ表示では本体でRec不可。HDMIのみなら本体でRec可)
  • 自撮りしていると定期的にピントを外す
    • HDMI出力をキャプチャしてビデオ通話に使うと、5分に1回くらいピントを外していた。ずっと前を向いているので顔を認識できないはずはないんだけど。おそらく自撮りのYouTuberは、この挙動に困ると思う
    • ↑RF24-105mmf4-7.1 の場合。別の日にEF50mm F1.8 STM と RF35mm F1.8 で試すと問題なかった
  • 4K動画撮影時に少しクロップがある


また思い出したら追記。

RF24-240mm F4-6.3 を買った

EOS R6 で望遠レンズも試してみたいということで RF24-240mm F4-6.3 IS USM を購入。
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中古で約9万円。
これで手元のレンズは3本に。

  • RF35mm F1.8 MACRO IS STM
  • RF24-105mm F4-7.1 IS STM
  • RF24-240mm F4-6.3 IS USM

今までに買った3本のレンズ、全部「レンズフード別売り」なんだけど、Canon せこ過ぎない?(笑)


さっそく外に持ち出してネコ動画撮ってみた。

このレンズの重さは750gで、EOS R6 と組み合わせると 1430g になる。
GH5 に Olympus の 12-200mm F3.5-6.3 の組み合わせが 1170g なので 150g くらい重い。
毎日持ち歩って通勤するのはしんどいけど、週末に2~3時間散歩する程度ならまったく問題ない重さですな。

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画質も RF24-105mm F4-7.1 と比べて良さげな感じ。
GH5+12-200 と比べると望遠は多少物足りないけど、ISOを上げても画質が良いので使いやすいですな。
手振れ補正は強力だし、AF駆動音も RF24-105mm F4-7.1 に比べると静かなので動画にもよさげ。


キヤノン RFレンズ RF24-240mm F4-6.3 IS USM RF24-240ISUSM

キヤノン RFレンズ RF24-240mm F4-6.3 IS USM RF24-240ISUSM

  • 発売日: 2019/09/30
  • メディア: エレクトロニクス

EOS R6 用にKマウントアダプターを購入

RFレンズを買い足すかどうか迷ってる中、とりあえずKマウントアダプターを購入。
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買ったのはコレ。4,950円。

デフォルトだとシャッターを押しても撮れなかったけど「レンズ無しレリーズ」をオンにしたら、撮れるようになった。


MFになるけどEVFで拡大表示できるから簡単に使えますな。
ちょっと気になったのは、撮って出しのJPEGでフリンジが消えていたこと。

↓RAWから現像。髭の周辺がピンク色になっている
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↓カメラが出力したJPEG。髭の周辺のピンク色が無くなっている(薄くなっている)
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カメラの設定を見る限り、この制御はできないっぽい。
パープルフリンジは出方によっては気にしないことにしているので、「勝手に消さんでも...」と思ってしまった。

EOS R6 の動画撮影機能で気になったこと

まだ2日とちょっとしか使ってないけど、気になったこと。

シャッター速度優先での撮影ができない

EOS R5 なら可能。R6 の撮影モードは2種類だけ。

  • 1. オート (露出補正のみ可能)
  • 2. マニュアル (絞り、シャッター速度、ISOを設定可能。ISOのみAUTOにできる)

まさかこんな制限があるとは…。

撮影中にヒストグラム、水準器を表示できない

撮影開始すると消える。
REC 押す前にちゃんと確認してくださいっていう意図なのかな。
個人的には、カメラを取り出したらすぐRECして、後から調整したいので困る。

RF35mm F1.8 と RF24-105mm F4-7.1 のAF駆動音が結構する

とくに RF3mm F1.8 はギコギコかなり騒がしい(笑)

マニュアル撮影モードでISO AUTOにするとISOの値が表示されない

ズームでF値が変わるレンズや、可変NDフィルターを使っている人には使いづらそうですな。
(GH5も表示されないけど、S1HやSony機は表示されるらしい)

ISOをAUTOに戻すのに左端までスクロールしないといけない

ふだんAUTOでたまに6400とか12800とか設定したいとき、めっちゃクルクルまわさないといけない。

撮影中にホワイトバランスを変えられない

GH5ではホワイトバランスボタンを押せば撮影中でも変えられたし、十字キーに太陽光とオートを割り当てて使っていました。
R6 は撮影を止めないとホワイトバランスを変えられません。

撮影中にAF方式を変えられない

追尾優先AFでほとんどの撮影はうまくいきそうですが、たまにピンポイントAFに切り替えたいときがあります。

撮影中のAF/MFを切り替え

RF35mm F1.8 はレンズのスイッチで切り替えられるけど、RF24-105mm F4-7.1 はスイッチ付いてから無理なのかな。

ちょっと違う機能だけどCanonのビデオカメラ XF400 はAF中でもリングをまわせば一時的にMFに切り替わる機能があって、手前の柵にピントがあったときにMFリングをまわせば、奥にピントを合わせてくれて便利。EOS R6 にこういうのが欲しい。

AFが思ったほどではない感じ

Canon XF400 は Sony 機のようにグイグイ被写体に食いついていく印象だったので、EOS R6 もそういう感じなのかと思っていたけど、GH5 と近い印象。速度をmaxにしてもゆっくり。YouTuber がよくやっている顔の前に物を出したりひっこめたりする動きに対しても反応が微妙で、すごく速いときもあれば、いつまでも顔にフォーカスがもどってこないということも。
EOS R6 のスペックを見て、AFもSony機レベルかそれ以上になったのだと想像していたけど、動画に関してはそこまででもないという印象ですな。



GH5 の場合、オートでうまくいかないところはちゃんと人間がカバーできるようになっていて、「カメラを制御できている」という実感があるけど、EOS R6 だとそれが難しい感じがしますな。

EOS R6 が届いた

Amazonからなかなか発送されず、このまま2週間くらい経っても来なかったらキャンセルして LUMIX S5 を勢いで買ってしまおうかと思っていたところ、マップカメラに在庫があるようだったので購入。
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Amazonでは 379,834 円だったけど、マップカメラは 341,550 円。3.8万円も浮いてしまった(笑) これはデカい。

2日触った時点での感想。
まずは良かったところ。

  • まあまあコンパクト

GH5 に 12-60mm F2.8-4.0 を付けた状態と EOS R6 に RF24-105mm F4-7.1 を付けた状態は、ほとんどサイズも重さも変わらない。

  • USB Type-C で充電便利

今時めずらしくはないけど、やはり便利。届いた状態で電池が空だったけど、会社で充電できた。

  • ストラップつけるとこが出っ張ってないのが良い

EOS RP も同じだけど、これ良い。実際のところストラップ付けない派なので使わないんだけど、他社の「銀色の丸いわっかが飛び出しているやつ」は見た目も機能も好きじゃない。

  • 思ったより画質が良かった

EOS RP が結構残念な画質だったので不安だったけど、思ったより良かった。ちゃんと比較してないけど、EOS RP より相当良い感じはある。

  • モニタを開いた状態ではアイセンサーが無効になってくれる

GH5 でストレスだったところ。モニタを開いた状態だとアイセンサーがちゃんと無効になる(設定変更可)なので、ウエストレベルで構えたときにお腹がセンサーに反応してEVFに切り替わるという動作が起きない。

  • 動画の ISO 25600 が実用レベルの画質

もちろんノイズはでるけど、ぜんぜんアリな画質ですな。


次に微妙だったところ。

  • モニタが小さい

ふだん使ってるGH5とK-1が3.2型なので、3型は小さく感じますな。

あるもんだと思ってたのでさわってびっくり。クルクルまわすメニュー操作がまだ慣れない。

  • 動画撮影中に水準器が表示されない

なんでだろう。

  • ISOオートで動画撮影中に数値表示されない

GH5も出ないんだけど、出るようにして欲しいな。ISOがどこまで上がってるかわからないのは不便ですな。

  • 露出制御が微妙

EOS RP の時にも感じたけど、露出がどうなるか予想しづらい。顔や瞳認識するとそこ中心に露出が決まってしまうようで難しい。

  • 動物瞳AFの精度はまだまだ

EOS R5/R6 のすごいところは、動画でも動物瞳AFが使えるところなんだけど、使ってみると難しいですな。AF-C でカメラを動かすと目まぐるしくフォーカス対象が変わる。爪やお尻の穴が瞳として認識されたりする(笑)
普通に座って目を開けているネコならほとんど問題ないし、顔のドアップならまず外さないけど、寝転がってるネコは難しい。どこにフォーカスがいくかわからないので結局中央一点で撮った方が速いのではと思ったりした。使いどころが難しいですな。
今はシャッター半押しは顔認識のオートでサーボAF、AF-ON ボタンは中央一点でシングルAFになるように設定してる。こういう設定ができるようになっているのはありがたい。


EOS RP は買ってからほとんど使ってなかったけど、EOS R6 は今のところいい感じ。まったく別物ですな。