メニューの "..." の意味

メニューに"..."をつけるのは、「ダイアログが表示されるとき」だと思い込んでたけど駄目だったらしい。

  • 省略記号"..."は不完全であることを意味します。 次の UI テキストで、省略記号を使用します。
    • コマンド: コマンドに追加の情報が必要であることを示します。省略記号は、操作によって別ウィンドウが表示される場合に使用するのではなく、追加の情報が必要な場合にのみ使用します。詳細設定、ヘルプ、オプション、プロパティ、設定など、ラベルの内容によって別のウィンドウが表示されることが明らかにわかるコマンドについては、省略記号を付ける必要はありません。
    • データ: テキストの一部が表示されていないことを示します。
    • ラベル: タスクが進行中であることを示します ("検索しています..." など)。
よくあるガイドラインからの逸脱

ええええ。
要するに [バージョン情報] は、「追加の情報」が不要だから "..." を付けない。
[オプション] は「追加の情報」が必要だけど、ダイアログが表示されるのはわかりきっているから"..."を付けないらしい。
確かに、Windows 2000 までさかのぼって確認してみると、[バージョン情報] に "..." は付いていないし、エクスプローラ[プロパティ] コマンドにも "..." は付いてなかった。


個人的にはダイアログが出るところにはすべて "..." がついていたほうが良いと思う。

詳細設定、ヘルプ、オプション、プロパティ、設定など、ラベルの内容によって別のウィンドウが表示されることが明らかにわかるコマンドについては

「明らかにわかる」ってのがなんだかねぇ...。そんなもん長く使ってないとわからないし、それよりも「"..." が付いているメニューは、その先に別の画面が開いて細かい設定ができたりしますよ」と覚えた方がよっぽどいいと思うんだけど。


Windows 7のメモ帳(notepad.exe)を見ると [フォント(F)...] となっていて "..." がついてる。これは「別のウィンドウが表示されることが明らかにわかる」パターンだと思うんだけど、なんで "..." 付いてるんだろう。
IE6 の [インターネットオプション] には "..." 付いてるけど、IE8 では消えてるなー。

追記

メニューでの省略記号の使いかたについては、別のページで細かく書いてありますな。

ただし、新しいウィンドウを表示する操作すべてで省略記号を使う必要はありません。 操作を実行するのに追加の情報入力が必要な場合だけに使います。 たとえば、[バージョン情報]、[詳細]、[ヘルプ]、[オプション]、[プロパティ] の各コマンドをクリックしたときには別のウィンドウを表示する必要がありますが、ユーザーからの追加情報を必要としません。 したがって、省略記号は必要ありません。

省略記号を付けるかどうか判断に迷う場合 (ラベルに動詞がないなど) は、ユーザーが何を目的としてこのコマンドを実行しようとするかを基準として判断します。 想定される目的が単にウィンドウに表示される情報を見ることであれば、省略記号は不要です。

http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/aa511502.aspx#ellipses

ドキュメントにメニューのラベルを表記する時のルールも書かれていて参考になりますな...。