Panasonic HC-X1500 でワイヤレスでライブ配信

GH5M2 の新機能にライブ配信の機能があるけど、同じ Panasonic の HC-X1500 でも一応できる。
HC-X1500 は 4K/60p で撮れるけどストリーミング機能は、1080/60p のみで利用可能。
GH5M2 はライブ配信中は本体内記録できないけど、HC-X1500 はストリーミング中も録画ボタンを押すと本体内に録画することができる。


以下、設定方法のメモ。

  • 「システム」「記録フォーマット」で1920x1080のものを選ぶ。
  • 「ネットワーク」「デバイス選択」で「無線LAN」を選ぶ。
  • 「ネットワーク」「無線LAN2プロパティ」で接続先のアクセスポイントの情報を設定する。

ほとんどの場合、自宅のWi-FiスマホテザリングWi-Fiの情報を設定することになると思うので、「タイプ」は「インフラ(選択)」にして、接続先を設定する。()

  • 「ネットワーク」「無線LAN IPv4設定」「DHCP」を「クライアント」に設定。
  • 「ネットワーク」「ネットワーク機能」で「ストリーミング」を選ぶ。


YouTubeに配信する場合の設定。

  • 「ネットワーク」「開始トリガー」を「カメラ」に設定する。
  • ブラウザでYouTubeを開いて「ライブ配信を開始」を選ぶ。

f:id:gae:20210703134107p:plain

  • ストリームキーを表示してメモする。
  • カメラで「ネットワーク」「レシーバーURL」にURLを入力する。
  • (「XXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXX」の部分にストリームキーを入力)

rtmp://a.rtmp.youtube.com/live2/XXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXX

  • 「ネットワーク」「ストリーミング」で「開始」を選ぶ。

これでライブ配信がはじまる。

ちょっと手間だけど、ストリームキーは「リセット」しない限り同じものが使えるので、1度設定してしまえば、次は簡単にはじめられる。


次に、YouTubeへの送信じゃなくて、PC等からカメラの映像にアクセスする方法。
これを使うと、PCからカメラの映像を再生できたり、AgentDVRのような監視カメラソフトの映像ソースとして使える。

  • 「ネットワーク」「開始トリガー」を「レシーバー」に設定。
  • 「ネットワーク」「ネットワーク情報」で「状態」を選ぶと、「IP ADDRESS」が表示されるのでこれをメモする。

これでもうカメラは配信できる状態になっている。
VLC でカメラの映像を再生する場合、「メディア」「ネットワークストリームを開く」を選ぶ。
ネットワークURLを入力する。(「XXX.XXX.XXX.XXX」の部分は「IP ADDRESS」を入力)

rtsp://XXX.XXX.XXX.XXX:554/stream

f:id:gae:20210703140958p:plain
「再生」を押すと、カメラに接続して映像がストリーミングが開始される。


HC-X1500はモニタやEVFを閉じると本体がスリープ状態になるけど、ストリーミング中はスリープに入らない。
使用後は「ネットワーク」「デバイス選択」を「切」にする。

電源ボタン長押しで電源を切ることもできるけど、そうすると次回起動時に自動的にストリーミングが開始する。使い方によってはこれも便利かも。