ASUS TF700T

キーボードと合体できるAndroid端末 ASUS TF700T を買った。

Amazonでは発売日が8月10日となっていたけど3日に発送されて4日に到着。
ディスプレイは10インチで1920x1200ドットでIPS。さすがに視野角は広くて色もそこそこ綺麗。ただ、iPadはどの角度から見てもツルっとした画質だけど、このディスプレイは少し斜めから見ると編み目のような模様が浮き上がり、これが結構気になりますな。
ノートパソコンのような見た目なのでマウスを接続してノートPCっぽく使ってると、やはり画面が綺麗なのがいいですな。とにかく文字が読みやすい。boldフォントが区別できないとか、明朝体のフォントがないとか、iPadに比べるといろいろ残念なところはあるけど、Windowsノートなんかに比べるととにかく文字が読みやすさが格段に違って疲れない。これをしばらく使ったあとで24インチの1920x1200ドットのディスプレイを見ると、この綺麗なディスプレイが普段の作業に使えないのが悲しくなるくらい。Windowsにも同じく10インチで1920x1200ドットのディスプレイを積んだPCはあるけど、ここまで綺麗には見えないはず。
ただ、性能的にはかなり残念。クアッドコアの最新のAndroid端末といっても、少なくともブラウザの描画スピードやレスポンスに関しては数年前のATOM搭載のネットブックにも劣ってしまう。ブラウザが何秒間も無反応になって強制終了するかどうかを問い合わせるダイアログが結構頻繁に出てきてしまいめんどくさい。
AndroidにはChromeもあるけど、ChromeのパフォーマンスもWindows PCのそれと比べるといまいちですな。
TF700Tはファンレスなので騒音が0ないのもWindows PCと比較したときのメリットですな。Windows PCどんなに性能の低い機種でもだいたい冷却ファンがついていて、動画を再生したりすると必ずうるさくなってしまうけど、TF700Tなら冷却ファンがないので静か。スピーカの音質はいまいちだけど、たいていのノートPCよりはいいと思う。
バッテリーの持ちは一般的なノートPCより長そうだけど、Let'snoteと比べてしまうと微妙な感じになってしまいますな。TF700Tはキーボード部分にもバッテリーを積んでいて、ディスプレイ側に積んでるバッテリーと合わせて長時間使えるようになっているけど、合体した状態の重量はLet'snote(J10)より100gくらい重くなってしまう。
本体には電源と音量ボタンがついてるけど、押しにくいですな。iPadの側面についているボタンと似た形状なんだけど、ずっと押しにくい。電源はまぁ許せる範囲だけど、音量ボタンは完全に失敗作をそのまま出したようなレベル。Android端末としては高額な部類なんだから、しっかり作って欲しいもんですな。