DxO PhotoLab を使うようになって、Adobe Bridge や Camera RAW を使わなくてすむようになったけど、いくつか辛いところがあるのでメモ。
レンズの対応方法の問題
画像ファイルには「どのレンズが使われたか」というデータが記録されているけど、メーカー独自の形式になっている。Adobe Camera RAW はひとつひとつ対応してくれているみたいだけど、DxO PhotoLab は焦点距離でレンズをマッチングしているらしい。
↑実際に私が使ったレンズはどちらでもない FE PZ 16-35mm F4 G
なので、「24-70mm F2.8」と「27-70mm F2.8 II」 のレンズが2本ある場合、ユーザーがどちらのレンズを使ったかを選ばないとレンズ補正が正しく適用されない。
実際、RF50mm F1.8 を買ったとき EF50mm F1.8 として処理されたり、SIGMA 28-70mm F2.8 DG DN が EF28-70mmF2.8 として処理されたりした。
そして、新しいカメラやレンズの対応は、新しいバージョンのソフトでしか対応しないパターンもある。この場合、当然ソフトのアップグレード料金が必要になる。
カメラ、レンズの対応が遅い
新しいカメラは発売から半年以上待たないと対応されないと思った方が良い。対応するまでは現像は一切できない。
レンズも対応は遅い。使うカメラやレンズがはっきりしているなら、ちゃんと確認して買った方がいいし、1年くらい待つ覚悟でいた方が良い。
一眼レフ用のレンズだと補正なしでもわりと見れたりするけど、最近の補正ありきのレンズだと結構つらい。歪曲はある程度自分で対応できるけど、ズームレンズだと焦点距離ごとにプロファイルを作らないといけないのできつい。
3台にインストールできるけど、解除はサポートとのやりとりが必要
Adobeは2台までだけど、DxO PhotoLab は3台までインストール可能でありがたい。
だけど、問題はPCを買い替えたとき。古いPCからアプリをアンインストールしても、ライセンスは解除されない。
DxO PhotoLab は「インストール残り回数」で管理されているようで、残り回数が0になったらサポートに連絡して増やしてもらう必要がある。すぐに使いたいときにはサポートからの連絡が来るまで数日かかるので困る。
Adobeの場合、オンラインでインストールされた端末のライセンスを無効化できるので、2台しかインストールできないという制限があっても、そこまで不便ではない。