Windows のテキストサイズの設定で150%や200%に設定したとき、iPad(Retina) や Nexus 10 のようなような綺麗なWebが見られるか試した。
IE はテキストサイズの設定がズームの倍率に反映された。ただし Google Maps を表示すると、低解像度の画像が引き伸ばされ、ボケボケの表示になってしまった。(IE10 は window.devicePixelRatio が undefined だった)
Chrome は Windows の設定を変えても window.devicePixelRatio は 1 のままで、100%のときのまんまの表示になってしまった。Chrome でズーム倍率を変更しても window.devicePixelRatio には影響しなかった。それと、Chromeはズーム倍率を変えると、タッチのハンドリングがおかしくて、たとえばスクロールの操作をしたとき「移動距離/倍率」しかスクロールしない感じだった。使えない...。
Firefox は、Windows の設定に合わせて window.devicePixelRatio が変化した。Google Maps はページ全体がズームされつつ、地図の画像部分は高解像度の画像が表示されて理想的な感じだった。ただし、Firefox でピンチの操作をするとFirefoxのフォントサイズが変更されてしまい、Google Maps のズームができなかった。
「Windows だってブラウザに限れば高DPIを活かせるんだ」と思い込みたかったけど、いまはちょっと微妙みたい。
追記
IE11 では高DPI関連のサポートが強化されるみたい。
IE11未満でもIE6以降に derviceXDPI と deviceYDPI が用意されていて、これで devicePixelRatio が計算できてたらしい。しらなんだ。
window.devicePixelRatio = window.screen.deviceXDPI / window.screen.logicalXDPI