これまでWindows上でAndroidアプリを動かす方法をいくつか試したことがあるけど、ARChon は一番精神的な負担が少ない気がする。
Androidアプリを動かすといってもすべてのアプリが動くわけではない。動かないアプリの方が多いかもしれない。私は2chMateくらいしか試してないのだが、WindowsとChromebook(x86)で動くことは確認できた。(Macは試してない。VirtualBox上のUbuntu 14.04では動いてくれなかった)
PC初心者には導入がちょっと難しいかもしれないけど、一度動くようになればあとは簡単。導入後はWindowsアプリを起動するかのようにアプリがウィンドウで表示される。
以下、導入方法。
- Chrome をインストール
- ARChon のzipをダウンロードしてどこかに解凍
- Chromeの拡張機能の画面(chrome://extensions/)を開いて、「デベロッパーモード」のチェックを入れる
- Chromeの拡張機能の画面で「パッケージ化されていない拡張機能を読み込む」をクリックし、2で解凍したディレクトリを指定
- 2chMateのarchon用のパッケージをダウンロード (https://sites.google.com/site/nikenonomonooki/2chMate/misc)
- 2chMateのパッケージをどこかに解凍
- Chromeの拡張機能の画面で「パッケージ化されていない拡張機能を読み込む」をクリックし、6で解凍したディレクトリを指定
以上。
画面サイズはARChonのzipを解凍したところのサブフォルダのどこかに gen_index.min.js というファイルがあるので、tablet という文字を検索して画面サイズっぽいものを修正すればOK。
tablet: {"long": 1600, "short": 1080}
みたいな感じに。
また、デフォルトだと0.75倍に縮小されて表示されてしまい、画面がモヤっとしてしまうので "0.75" で検索して見つかった行をコメント化するか削除してしまえば見やすくなる。視力の弱い人は大きい数字に変えるのもあり。(2chMateのパッケージは "tablet" としてパッケージングされている)
//"phone" != a && (e *= 0.75);
これでだいたい問題なく使えるが、いくつか問題がある。
- 画面サイズが固定
- アニメGIFが動かない(どうしても見たければURLを長押して「開く」にすればWindows側で開く)
- ときどきめちゃくち重くなったりフリーズしたりする
ホイールでスクロールするときの挙動がなんかヘン回避できた- Android側でコピーしたテキストをWindows上で張り付けると改行が無くなる
など。我慢すれば使えないこともない。
Chromebookで動かすときはARChonをインストールすると動かなかったが、公式で配布されてるEvernoteなどのAndroidアプリをインストールしたあとに、2chMateのパッケージを読み込ませれば動いた。
mobizenはマウス操作をタッチ操作に変換しているけど、ARChonはマウスはマウスとして扱えるのは良い。アプリ側がマウス対応を意識してくれれば、右クリックや中クリックに対応することもできる。
追記 2015-02-24
アプリ側のmanifest.jsonでマウスホイールをタッチ操作に変換しなくなるんですな。デフォルトだとスクロールしすぎてリロードしたりするけど、falseにしとけばそういうのは無くなるのでが快適。
"arc_metadata": { "enableSynthesizeTouchEventsOnWheel": false,