X-E4にはMFを補助する機能がたくさんついている。
- 拡大
- フォーカスピーキング(WH,WL,RH,RL,BH,BL,YH,YL)
- デジタルスプリットイメージ(モノクロ,カラー)
- デジタルマイクロプリズム
- フォーカスチェック(MF時フォーカスリングをまわすと拡大)
私はFnに拡大を割り当てて使っている。ボタン1回で拡大できるし、シャッター半押しで拡大が解除されるので使い勝手は良い。Fnキーを長押しると「スタンダード→デジタルスプリットイメージ→デジタルマイクロプリズム→フォーカスピーキング」と切り替わる。「デジタルスプリットイメージ」「デジタルマイクロプリズム」は見づらくて役に立つとは思えないんだけど、どういう状況で使うんだろう...。
いまMFレンズしか使っていないので拡大とピーキングを頻繁に使っているんだけど、ピーキングがオンだと画面がめちゃくちゃ見づらいときがある。シャッター半押ししている間はピーキングがオフになるので、スッキリした画面を見たいときは半押ししてるけど、拡大を割り当てたFnキーの長押しで切り替えられたらよかったな。
ほかにもブーストモードというのがある。
- ノーマル
- ブースト(高解像度優先, 低照度優先)
ブーストにするとバッテリーの消費が早くなるけど、AFやEVFの性能がアップするとのこと。
設定してみると確かにノーマルよりも「高解像度優先」にしたほうが、EVFの映像がシャープに見えてピーキングを使わなくてもピントが見やすい。これは常時ONにした方がよさそう。
「低照度優先」は暗いところで使うと複数フレームを合成して明るさを稼いだような表示になる。ただ、手振れ補正がないので手持ちだとブレた映像を合成した絵になるし、遅延も大きくなるのでMFのピント合わせはけっこう厳しそう。
最近 X-E4 ばかり使っていたので、久しぶりに EOS R6 を使ってみるとEVFが綺麗で見やすくて驚いた。
X-E4 は 236万ドット、EOS R6 は369万ドットという違いはあるけど、X-E4 はEVFの解像度より小さな画像を拡大表示しているような感じに見える。特にピーキングがonだと、色が乗っている部分がさらに低い解像度でレンダリングされているようで、表示が荒れて見えてしまう。
EOS R6
X-E4
写真撮ってみたけどわかりにくい…。X-E4は赤い点のひとつひとつが大粒で、白い縁取りもあって見た目が邪魔。
ピーキングだけじゃなくて拡大したときの表示も全然違う。X-E4 は拡大するとモヤっとした表示になるけど、EOS R6 はちょっと緩いかな程度で解像感が高い。
ただ、X-E4 の拡大もいいところがあって、それは拡大した範囲内で露出を変えてくれること。EOS R6 は拡大した部分が暗いと暗いままで見えにくいけど、X-E4 は暗い部分を拡大すると明るく持ち上げてくれるからピントが見やすい。