Kindle Fire HDX 8.9

文字が小さい。いくつかアプリを試してみたけど、ほとんどのアプリで文字が小さく感じますな。
解像度は10インチの Nexus 10 と同じ 2560x1600 ドットだけど、density も Nexus 10 と同じ 320dpi(xhdpi) に設定されているので、Nexus 10 の画面をそのまま小さくした表示になるので当然といえば当然ですな。
Android は 4.0 から OS でフォントサイズのスケールを変えられるようになったけど、Kindle にはこの設定がない。「ユーザ補助」に「大きなフォントサイズを使用」という項目があるので、これをオンにすれば大きくはなるけど、一般的なAndroid端末に比べると設定できる幅は小さい。
個人的には「オン」にすると良い感じの大きさになるけど、Silkブラウザには反映されないっぽい。


Fire OS。Androidがベースになっているけどいろんな変更が加えられているので、Androidに慣れている人は操作に戸惑う。正直、こういう独自OSは良くないなと思っていたけど、Androidより優れていると感じる部分もあったりして微妙。Fire OS のナビゲーションバーの使い方は、Androidよりも好み。APIが用意されているなら活用していきたい。


漫画。見開きは読めたり読めなかったりですな。たとえば「不器用な匠ちゃん」の場合、文字が不鮮明で読みづらいけど、「じつは私は」は普通に読める。解像度の違いかとも思ったけど拡大してみると解像感は似たようなもんで、キャプチャしてガンマ補正したらそれだけでだいぶ読みやすくなることが分かった。こんなんじゃ端末の解像度をいくら上げても意味が無い。

ちなみにiPad mini Retinaと並べて見比べてみるとiPad miniのほうが画面が小さくて解像度も低いのに文字が読みやすかった。iPad miniに比べるとKindle Fire HDX 8.9の画面は黄緑っぽくて眠く感じる。


機能制限。本を非表示にしたり、購入時にパスワード要求するように設定できる。Kindle Paperwhiteではクラウドの本だけを制限して端末の本だけを表示するようにできた気がするんだけど、Kindle Fire HDX 8.9 ではできなさそう。


音楽。スピーカが自慢らしいけど、そうでもないという感じ。シャカシャカしてるし低音はぜんぜんでない。radikoでラジオを聞くにはちょうどいい。


電源ボタン。背面についているので最初はわかりにくいが、スタンドに立てて置いているときは、側面より背面の方が押しやすくて良い。

Kindle Fire HDX 8.9 64GB タブレット(第3世代)

Kindle Fire HDX 8.9 64GB タブレット(第3世代)

ORIGAMI カバーはやっぱり重い。正確な重さはわからないけど、本体と同じくらいの重さがある。
カバーは磁石でくっつく仕組み。複雑な仕組みのくせに、角度の調節はできない。机に置いて使うときは、縦でも横でも立てておけるのは便利。

追記

重さをはかった。

商品 価格 重さ
Kindle Fire HDX 8.9 64GB 51,800円 369g
合皮ORIGAMIカバー 5,480円 313g

やっぱり。カバーだけで7インチタブレット並の重さだった。