DaVinci Resolve の便利な「メディア管理」の機能

動画撮ってると「1分撮っても5秒しか使わない」みたいなのがよくある。
編集後に元ファイルを消してしまう人はいいけど、残したいと思っている人は無駄に容量を食ってしまって困りますな。
そんなときに「メディア管理」の機能が便利。この機能を使えば「タイムラインで使った部分だけ」を編集前の状態で書き出すことができる。

Editタブを選んでメニューから「編集」「メディア管理」と進む。
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書き出しには「コピー」と「トランスコード」の2つの選択肢がある。
コピーはただのコピーなので高速。元データからの劣化もない。
トランスコードは再エンコードが伴うので劣化はするが、解像度やビットレートを指定してさらにファイルを小さくすることができる。

「使用範囲とハンドルをコピー XXXフレームハンドル」の設定をすると、タイムラインで使った部分の前後にのりしろを付けて書き出せる。たとえば「5秒使ったけど、その前後の3秒分も書き出したい」みたいなとき、60fpsばあい180フレームにすれば希望通りのことができる。いたれりつくせりですな。

昨日撮った動画の元のファイルは15GBあったが、タイムラインで使った部分だけを「コピー」すると11.54GB、「品質: 80Mbps、ソース解像度」で「トランスコード」する 4.26GB になった。(トランスコードはなぜかデフォルト 1920x1080 になってるので、設定をよく確認する必要あり)

編集してYouTubeにupしたけど、テロップ無しの素材を低画質でもいいから一応残しておきたい

ていうときに便利ですな。