EOS R6 を買ってから3週間くらい経ったので感想のまとめ。
全体的なこと
- メニューボタンが左上 (右手で操作したい)
- 十字キーが無い (メニューを直感的に操作できない)
- ※EOS RP は十字キーがあり4方向すべてに機能を割り当て可能
- ジョイスティックが硬い。しっかりグリップをつかむと遠くて親指がしっかり届かない
- AF/MF を切り替えるためにメニューに入らないといけない
- LOCKボタンがダメ。必要ないしカスタマイズもできない
- RATEボタンがダメ。必要ないしカスタマイズもできない
測光しないと露出補正の操作を受け付けてくれない- FVモードが使いにくい。3つもダイヤルがあるのに生かせていない。カスタマイズが一切できない
- 画面の明るさの自動調節機能がない
- メニューに入らないと明るさを変更できない
- 室内では明るさを3でちょうどいいが、外では全然見えないので上げる必要がある
- 今はSETボタンに「明るさを一時的に上げる」を設定している
- できればカスタムボタンを押しながらメインダイヤルをまわして明るさを変えるみたいなのもあるとよかったと思う
- 電源スイッチの形状、左にあるのが使いづらい (右手で操作したい。今は常時ONですぐスリープする設定にしている)
- 親指で操作するボタンが多く、人差し指で操作できるボタンが少ない
- チルトが好き。バリアングルが嫌い
- スマホ連携してGPSの位置情報をつける機能がまともに動かない
- スマホがスリープに入っている状態でカメラを起動すると機能しないことが多い
- ただしく動作する場合でも電源入れてから8秒くらいかかる
- マイメニューが使いにくい
- タブの移動ができない(タブの順序の入れ替えができない)
- タブの各ページに「設定」という項目があり邪魔
- 登録の操作が面倒 (たとえばRateやRecボタン、メニューの長押しなどでマイメニューへの登録ができるといい)
- 元の設定は変更した項目に色が付くがマイメニューには色が付かない
- Wi-Fi/Bluetooth接続のメニューの作りが別世界みたいになってる
- クイック設定が一切カスタマイズできない
- センターマーカーの表示ができない
- ホットシューカバーが付属していない (オプションとしても用意されていない)
カメラ内RAW現像
- 再生中の画像をRAW現像するのに手間がかかる
- 最短でQ、前ダイヤル2クリック、SETの4ステップ必要で面倒
- ショートカットキーの割り当てができない
- JPEGでQを押すとカーソル位置がずれてしまう (次回RAW現像するときの操作が1ステップ増える)
- UIの操作方法が他の画面と違っていて操作がしづらい
- 他の画面と整合性を考えるとサブ電子ダイヤルは項目移動になると思うが、すべてのダイヤルが同じ機能になっている
- 書き出しをすると、現像の画面が終了してしまう
- パラメータ違いで複数書き出したくても、最初からやりなおしになる
- RPのときにあった「クリエイティブアシスト」のようなお遊び機能がない
動画
- 絞り優先、シャッター速度優先の露出ができない (自動とマニュアルのみ)
- ※EOS R5 なら可能
- 測光モードがない
- 強い光源があると入るとすごくアンダーになる
- 撮影中に水準器、グリッド、ヒストグラムを表示できない
- 撮影中にAF/MFを切り替えられない (レンズにスイッチがあれば切り替えられる)
- カスタムボタンに「動画サーボAF一時停止」「AF停止」を割り当て、動画サーボAFを一時停止状態にしてAF停止ボタンを押しながらフォーカスリングをまわすとマニュアルでフォーカスを操作できる
- ただし「AFフレームボタン」に「AF停止」を割り当てた場合は、撮影中のMFができない (不具合?)
- 撮影中にAF方式(追尾、スポット、ゾーンなど)を切り替えられない
- 撮影中にホワイトバランスを切り替えられない
- 撮影中にMFで拡大表示できない
- 追尾AFはタッチした場所ではなく被写体を認識してしまい、細かい部分を指定しようとしても大きな枠が表示されてしまい意図した場所にピントが合わない
- たとえばネコが画面奥向きに座っていて振り返っているとき、顔をタップすると顔にピントが合うが、すぐに体全体に枠が拡大してお尻にピントがあってしまう (1点AFにすればいいが、撮影を停止しないと切り替えられない)
- ISO AUTO時、撮影中にISOの値が表示されない
- AF停止ボタンをカスタムボタンに割り当てると、押している間、F値、シャッター速度、ISOを表示することができる
- C1~C3 に動画モードの設定を登録できない
- 4K60P 時のビットレートが高すぎる。もっと低いビットレートのモードが欲しい
- 時々オートフォーカスが仕事をしなくなる (カメラを動かすと再び動き出す)
- クロップすると画質が低下する
- スチルではカスタムボタンに「AF方式ダイレクト選択」を割り当てられるのに動画では割り当てできない
- 暗くなるとオートフォーカスが不安定になる
- 手振れ補正が積極的にオフになる
- 安定しすぎていると手振れ補正がオフになってブレはじめる
- 畳の上に三脚たてて撮ると手振れ補正がオフになってしまい、たたみを歩いたときの僅かな揺れで画面がブレてしまう
写真
- 再生画面でフォーカス枠を表示する設定のとき、常に枠が表示される (INFOでon/offしたい)
- ノイズ低減をOFFにしても結構しっかりノイズ低減される (RAWと見比べるとディティールが失われている)
AF
- 動物に対応したAFは便利だが、期待通りに動かない場合も多い
- 被写体検出のモードでターゲットを指定すると、枠が拡大していき意図した場所にフォーカスが設定されない
- タッチ&ドラッグAF、相対位置の挙動がおかしい (カーソルがワープする。思い通りに動かない)
- AF方式の限定で「1点」を外すことができない (なぜ?)
MF
- 拡大が半押しで解除されない
- 拡大が2段階になっていて、拡大するのも解除するのも無駄に1クリック必要になる
レンズ
- 安価なレンズにレンズフードが付属していない
- 安価なレンズに防塵防滴がない
- RF24-240mm とRF24-105mm f4-7.1 とでズームリングとピントリングの位置が逆になっていて混乱する
- 基本は手前にズームリング、前方にフォーカス&コントロールリングが付いているけど、RF24-240mm だけ前方にズームリングがついている。これが操作しづらい
- RF35mm のフォーカス駆動音がむっちゃうるさい。動画でのAFが遅い
- RF24-240mm と RF24-105mm f4-7.1 もフォーカスの駆動音がカチカチ鳴る
HDMI出力時
30分で切れるカメラ+外部モニタ にして「節電」「オートパワーオフ」を「しない」にすると、ディスプレイは自動的に消えてもHDMI出力は止まらなくなる
自分の使い方では困ってないけど、使い方によっては困りそうな点のメモ
- 録画時間の制限 (熱の問題)
- デュアルスロットだけどリレー記録はできない
- 1枚目がいっぱいになったら録画停止。次に録画するときに2枚目に録画される
- HDMI出力中の制限(HDMI+モニタ表示では本体でRec不可。HDMIのみなら本体でRec可)
- 自撮りしていると定期的にピントを外す
- HDMI出力をキャプチャしてビデオ通話に使うと、5分に1回くらいピントを外していた。ずっと前を向いているので顔を認識できないはずはないんだけど。おそらく自撮りのYouTuberは、この挙動に困ると思う
- ↑RF24-105mmf4-7.1 の場合。別の日にEF50mm F1.8 STM と RF35mm F1.8 で試すと問題なかった
- 4K動画撮影時に少しクロップがある
また思い出したら追記。