ATi HDTV Component Adapter のまとめ

いくつかのベンチマークを走らせた感じだと、16:9以外の解像度で使うのは問題がある。特に800x600は画面左上1/4くらいが、額縁の中に表示されてしまい使い物にならない。1024x768は一応画面いっぱいに表示されるが、引き延ばされた絵になってしまう。
ただ、解像度の切り替えをする必要がない用途なら大丈夫。ビデオの再生が主な目的なら RADEON + ATi HDTV Component Adapter がベストな選択だと思う。
うちの環境ではテレビに D4 で接続している。うちのテレビ(28ZP58)はすべての入力が 1125i に変換されてしまうやつで、D3を入力すると激しくちらつくけど、D4を入力するとまったくチラツキを感じない。
1152x648のデスクトップ、Windows標準の97dpi、この環境でMS ゴシックの9ptのフォントがちゃんと読める。テレビでWebを見たいという人も大丈夫かも。少しオーバースキャンがあるけど問題なし。
少し問題なのがコンポーネント出力はWindows起動後からしか表示されないこと。
そうはいっても、ビデオ再生のためにTVC-D4のようなダウンスキャンコンバーターはおすすめできない。ティアリングの問題が解決できるのなら別だけど、たぶんTVC-D4以外の機種でもおこるはず。この問題はビデオ再生には致命的。