PC用モニタの表示遅延がテレビよりも大きかった

この前GH5のHDMI出力がどれくらい遅延しているか試した。
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結果、テレビ(BRAVIA W730C)に出力したときは約6フレーム(100ms)遅れていることがわかったんだけど、PC用のモニタ(EIZO CG2420)に出力した場合は約7フレーム(116.6ms)遅延していて、テレビよりもPC用モニタの方が遅延が大きいということに気づいた。(テレビは遅延を最小限にするためにゲームモードを選択している)

テレビというものは画像処理のために遅延はつきものだけど、PC用モニタはそういうのがないので遅延は最小限しかないと思い込んでいたところ、逆の結果になってしまったのでちょっとショック。

今日は別の方法でPC用モニタの遅延を確認してみた。
まず最初の構成。

EIZO EV3237 には2つの入力を2分割して表示する「P by P」モードがある。
これで、DisplayportとHDMIをクローンモードで出力して、DisplayportとHDMIに出力される映像のタイミングか一致しているか確認してみた。
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結果、一致していることを確認できた。

次。クローンモードでDPとHDMIのタイミングが一致していることはわかったので、別々のディスプレイにつないで遅延を確認。

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1~2フレーム程度 EV3237 が遅延していることを確認。
EV3237は4Kモニタなのでスケーリングして表示されているが、スケーリングを切って画面中央に小さく表示する状態にしても結果は同じだった。

最近、「ワンダーボーイ ドラゴンの罠」というアクションゲームで遊んでいて、やたらと足場から落ちまくっていたけど、これはゲームの腕のせいじゃなくて「モニタが遅延しているからだ」ということがわかってちょっとすっきりした。

EV3237は買ってから5年が経過している。画面右隅は色が変色してきて、劣化を感じるようになってきた。当時はまだ4Kが普及してなかったこともあって18万円もしたがそろそろ買い替えも検討しようかな。

追記

DisplaySpecifications というサイトで入力遅延のデータが載っていた。

機種 Input Lag
EV3237 31ms
CG2420 12ms

とのこと。BRAVIA W730C はSonyのサイトで「0.1フレーム」と記載されている。

私の確認方法では W730C → CG2420 は 1フレーム、On-Lap1502l → EV3237 は 1~2フレームなので、上記サイトの Input Lag のデータとほぼ一致しますな。On-Lap1502l の遅延は1フレーム弱ということになりそう。

新しいモニタを買うときは「4K」とか「HDR」とかいうスペックも気になるけど、遅延についてもチェックしたほうがいいですな。

BUFFALO WXR-5950AX12 を1ヵ月使った感想

買ってから1ヵ月。
まあ、不安定ですな。

なんか通信がスムーズにいかない、2.4GHzの電波だけ止まってる、勝手に再起動するなど、いろんな問題が起こる。

毎日起これば思い切って捨てられるんだけど、そこそこ動いて使えてしまうので難しい。
個人的にはまったくおすすめできないルーター

ネットの依存度高いから、ちょっとしたトラブルが週に1回でもあったら、だいぶ嫌な気分になってしまう。
Synology RT2600ac に戻そうか悩み中。

📷 PENTAX MX-1 を買った

このまえ PENTAX KP J Limited を買ったばかりなんだけど、約2週間前に PENTAX MX-1 を購入。
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2013年発売の高級コンデジ。中古で2.8万円で購入。この機種も KP と同じでだいぶ前から欲しかったんだけど、なかなか買う踏ん切りがつかなかったカメラ。
ここ数か月で PENTAX Q-S1 を使う機会が増えて、今こそ MX-1 だなと。


最初にガッカリしたところ。

カスタムイメージが少ない

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てっきりQ-S1にあるものは全部あると思っていたけど、これは予想外だった。

カスタムイメージの調整幅が狭い

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Q-S1 や K-1 では、ナチュラルをベースにコントラストとキーを上げて、シャープネスをマイナスにするのが最近気に入っていたけど、MX-1 ではキーの設定がないし、コントラストやシャープネスの調整幅も3段階しかない。

ノイズ除去に関する設定がない

ノイズ除去をOFFにできる機種では常にOFFにしているんだけど、このカメラにはノイズ除去に関する設定がない。ISO 800 の時点で細部がぼやぼやになりがち。

フィルターの調整幅が狭い

フィルター内の調整の幅が狭いというか、ほとんど調整できない。たとえばQ-S1のレトロフィルターは、枠のサイズや色を設定できるが、MX-1では3種類の色から選ぶのみ。

撮影後の待ち時間が長い

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RAW+ で撮った画像をすぐ確認しようとしてもカードの書き込みが終わるまでかなり待たされる。Q-S1も遅いけど、それより倍以上待たされる感じ。

周辺画質が悪い

私は気にしてないし、個体差もあるかもしれないけど、中央は悪くないけど周辺はかなり緩い。


次に良かったところ。

チルトモニタが便利

主な被写体がネコで、ローアングルで撮ることが多いのでやっぱり便利。

ズームが便利

レンズが 35mm換算28-112mm F1.8-2.5 で明るいズーム。ネコ撮るにはこの高倍率のズームは使いやすい。

自動開閉キャップが便利

これはオプション品だけど、これを付けていれば片手で使えて便利。

まあまあ小型軽量

Q-S1より重いけど、チルトモニタやズームレンズの便利さを考えると軽量と言えなくもない。大き目のポケットなら余裕で入るし携帯性もそこまで悪くない。


今のところ満足度高いですな。KP は使いどころがなくて困ってる(笑)

📱 Androidのradikoが起動してもいないのにバッテリーを無駄に使う

radikoはPCで聞くことが多いのでスマホアプリを使うことはほぼ無いんだけど、インストールだけはしていた。
けど、ある時 adb shell して top を実行してみると...

むちゃくちゃCPU時間を消費していた。
ふだん使わないならアンインストールした方が良いですなw


ちなみにradikoはAlexaアプリでも聞けるので、Alexaアプリで済ませるのも手ですな。

📱 SIM(OCNモバイルONE)がIPv6に対応していなかった

自宅サーバに外からアクセスできるかを確認するときに、よくスマホを使っていたけど、今使っている OCNモバイルONE ではそれができなかった。
まず、IPv6 を有効にするためにAPNの設定で「APNプロトコル」を「IPv6/IPv4」に変更する。
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これで本来ならIPv6アドレスが取得できるはずなんだけど、「システム情報」を見ると IPv4 アドレスしか出てこない。
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DMM Mobile の SIM でも試してみると、こちらはちゃんと IPv6 アドレスが取得できていた。
自宅サーバIPv6 でしかアクセスできない現状では、ちょっと不便ですな。

💻 IPoE(transix) で外から自宅の端末にアクセスする

PPPoE から IPoE に切り替えるとき、気になっていたのが「自宅サーバ」のこと。
PPPoE のときはポートを開放して端末に振り分ければ良かったけど、transix では IPv4 アドレスは割り当てられないのでこの手は使えない。
かわりに IPv6 アドレスを使えば自宅内の端末にアクセスできるようだった。

まず最初にやるのは、端末の IPv6 を有効にすること。(私は今まで IPv6 の必要性を感じていなかったので、この設定をオフにしていた)
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WindowsIPv6 を有効にして ipconfig を実行すると、「IPv6 アドレス」「一時 IPv6 アドレス」「リンクローカル IPv6 アドレス」が表示される。
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インターネットにアクセスするとき、アクセス先のサーバには「一時IPv6アドレス」が見えている。このアドレスは乱数が含まれていて、再起動すると変わったりするので、そのレベルの匿名性があるとのこと。

IPv6 アドレス」「一時 IPv6 アドレス」のどちらも外からPCへのアクセスに使えるが、ルータはデフォルトでこの通信を遮断しているので、「PCがインターネットに晒されている」という状態にはなっていないので安心。

BUFFALO WXR-5950AX12 が自動的にインターネットに接続したとき、「IPv6接続方法」は「NDプロキシ接続」になっている。
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この「ND Proxy」については以下のリンクを参照。

要するにこれが外部からの接続が遮断してくれているらしい。

逆に外部からアクセス可能にするには「IPv6フィルター」を使う。
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アクセス可能したい端末のIPv6アドレスとポートを指定して「通過」させれば、外部から IPv6 アドレスでアクセスできるようになる。(ここで「一時IPv6アドレス」を設定したときは、外部からアクセスするときも「一時IPv6アドレス」でアクセスしないと接続できない)

IPv6 アドレスで Web にアクセスするときは

http://[ほげ:ほげ:ほげ:ほげ:ほげ:ほげ:ほげ:ほげ]/

https://[ほげ:ほげ:ほげ:ほげ:ほげ:ほげ:ほげ:ほげ]:8080/

みたいに、IPv6 アドレスを [ ] で囲って指定する。ちなみにこの [ ] を付け忘れるとブラウザが勝手に検索してしまうのが、なんか怖い

エクスプローラで指定するときは、先頭に「\\」、アドレスの「:」を「-」に変えて「.ipv6-literal.net」を付ける。

\\ほげ-ほげ-ほげ-ほげ-ほげ-ほげ-ほげ-ほげ.ipv6-literal.net


しかしこの長いIPアドレスを覚えるのはしんどいので Dynamic DNS が欲しいなぁと思ったら、簡単に使えて、しかも無料という信じられないサービスがあった。これは嬉しい。


PPPoE から IPoE に切り替えることに、漠然と不安を感じていたけど、今までとだいたい同じことができることがわかって一安心。